【文章修行家さんに40の短文描写お題】

ルール⇒
・お題に沿って、65文字以内 で話をつくる(2、3字程度のオーバーは可)
・説明的な文章も避け、描写から「場面」が想像できるようにする
・モノローグ的な要素を排除する
・一つ一つ独立した話にする
以上が指示された使い方です。

で、此処にテド坊(もしくは坊+テッド)を縛りに入れたいと思います。
坊の名前は出ませんが、エデル坊なイメージで。
ゲームやってない人にはちょっと不親切な感じですみませんorz
では始めたいと思います。
少しだけ、お付き合いいただければ幸いかと。

お題配布:文章修行家さんに40の短文描写お題様


00. お名前とサイト名をどうぞ。また、よろしければなにか一言。
⇒『Der Licht』の秋庭葦裄こと葱です。
 取り敢えずテ坊風味で頑張っていこうと思いますのでヨロシクお願いします。
 時々現代パラレル。だって電車とかないもんねえ。後ろに注意書きしまス。
 イチオウ修行なので評価して下さる方ボシュウ中。

01:告白 06:電車 11:本 16:遊び 21:神秘 26:死 31:やわらかさ 36:浪漫
02:嘘 07:ペット 12:夢 17:初体験 22:噂 27:芝居 32:痛み 37:季節
03:卒業 08:癖 13:女と女 18:仕事 23:彼と彼女 28:体 33:好き 38:別れ
04:旅 09:おとな 14:手紙 19:化粧 24:悲しみ 29:感謝 34:今昔 39:欲
05:学ぶ 10:食事 15:信仰 20:怒り 25:生 30:イベント 35:渇き 40:贈り物























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 01. 告白(66文字)

こんな風に伝えたかった訳じゃない。
お前の手を取って、不甲斐無い自分に歯噛みする。
悔しい。
でも、お前に伝えられた事を喜ぶ俺が居るんだ。

(冒頭部自己解釈。)












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 02. 嘘 (56文字)

「ずっと一緒にいようね」
僕が言えば、君は何も言わずに笑うんだ。
嘘じゃない。
でも、君は肯定もしてはくれないんだね。

(何時か出て行かなきゃならないテッドと一緒に居たい坊)













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03. 卒業(69文字)

まだちょっと肌寒い中、三時間強で式が終わった。
「なんかちょっと寂しいね」
「何殊勝な事言ってんだよ」
明日は雨かと嘯く君を、僕の筒が強打した。
(現代パラレル)

(テッドは不幸なくらいでちょうどいいと思う)













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 04. 旅 (69文字)

「右と左、どっち?」
「お前の進みたい方」
「訊いてるんだけど」
じゃあ、と右を指す。
「お前の影が指してるから」
長く伸びた僕の影が右に差してた。

(きみがすすむさきがおれのみち)














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 05. 学ぶ (69文字)

「お前本ばっか読んでんのな。閉じ籠ってないで外出ようぜ!」
本を取り上げて、僕の手を引いて君が笑う。
「やってみて分かる事だってあるんだぜ?」

(引きこもりを連れ出す。やってみる事は主に悪戯)













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 06. 電車 (62文字)

「いっちゃったね」
「そうだな」
「テッドが寝坊するから」
「ごめん」
「次、どれくらい先だろ」
「十五分……」
「……」
「まじごめん」
(現代パラレル)

(何も言わない坊はあんまり怒ってないと思う)













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07. ペット (65文字)

「兎可愛いなあ」
「飼えないぞ」
「そうだよね、すぐ死んじゃうもんね」
そう言えば顔を顰めて君が首肯する。
どうしてそんなに泣きそうなの?

(何気なく言う坊と死んじゃうに過剰反応なテッド)













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 08. 癖 (64文字)

「困ると頭を掻きむしる」
「嘘を吐くとき目が泳ぐ」
「黙って僕を置いていく」
「何時でも目で俺を追ってる」
そんな事ないよと僕は叫んだ。

(テッドは坊の目を見てる)













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 09. おとな (66文字)

もう少し背が欲しかったなぁと呟けば、本を読んでた君が顔を上げる。
一瞬泣き出しそうに歪んだ顔。
ああ、僕らはずっと子供のままなんだっけ。

(坊はあまり気にしていない。罪悪感ーなテッド)













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 10. 食事(64文字)

この人達は二人揃って書庫に籠るとどうして食事を平気で抜くのか。
奪った本で頭を叩きながら割と真面目に考える。
ああ考えるだけ無駄か。
(リオウ視点)

(男らしい方の2主かな?
 ふたりは背中合わせか隣合わせで本読んでるといい)